帰り道
少し小降りになったもののこの日は午後も雪は止みませんでした。湿原に沿って右に左にと大きなカーブが続きます。冷たい北風に煙が大きく流れました。
釧網本線 細岡~釧路湿原 2000年1月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII
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少し小降りになったもののこの日は午後も雪は止みませんでした。湿原に沿って右に左にと大きなカーブが続きます。冷たい北風に煙が大きく流れました。
釧網本線 細岡~釧路湿原 2000年1月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII
天気が良かったので小高い丘に登ってみました。見晴らしのいい頂上からは湿原の中を行く列車が遠くに見えます。心なしか足取りも軽そうな感じでした。
釧網本線 塘路~茅沼 2000年1月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII
雪晴れになった標茶駅で入れ換え作業で動き回るC11。やはり天気がいいと気持ちがいいですね。
釧網本線 標茶駅 2000年1月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII
湿原の彼方から汽笛が聞こえてきました。しばらくすると白煙をたなびかせてバック運転でやってきます。白い道がこの先もずっと続いているのでしょう。
線路を横切る足跡のような溝が幾筋もあって気になっていましたが、その正体がわかるまでにそれほど時間はかかりませんでした。エゾシカがえさを求めて?移動しているようです。
釧網本線 茅沼~塘路 2000年1月
Nikon F5, AF-S 300mm F2.8D, RDPII
(2枚とも)
安全な運行のためにも蒸気機関車には入念な整備が欠かせません。きれいな腕章が凛々しい機関士がていねいに注油をしていました。
釧網本線 標茶駅 2000年1月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII
終着駅の釧路まではもうすぐ。標茶折り返しのダイヤでは日没や夕焼けには縁がありません。それならと線路端にしゃがみこんで見上げると磨かれた車体が一瞬輝きました。
釧網本線 遠矢~東釧路 2000年1月
Nikon F5, AF-S 28-70mm F2.8D, RDPII
翌日は午前の列車がバック運転と聞いて、また丘の上にやってきました。こんどは後追いで北に向かう列車を撮ります。カーブの先にはどんな風景があるのでしょうか。
釧網本線 細岡~塘路 2000年3月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII
しばらく北海道が続いたのでそろそろ路線を移動しようと思います。2月といえば毎年様々な勇姿を見せてくれる磐越西線のD51を外すわけにはいきません。
ちょうど太陽が出てきて白い雲と白い煙がまぶしく輝きました。
磐越西線 喜久田~安子ヶ島 2000年2月
Nikon F5, AF-S 28-70mm F2.8D, RDPII
磐梯熱海からずっと続いた急勾配もあと少しで終わります。
この年はあまり雪が多くなく天候ももう一つで撮影には苦労しました。なんとか流し撮りで。
磐越西線 中山宿~上戸 2000年2月
Nikon F5, AF-S 28-70mm F2.8D, RDPII
中山峠のトンネルを抜けるとようやく急勾配が終わり、沼上信号所でひと休み。呼吸を整えてから再び走り出します。
磐越西線 沼上信号所 2000年2月
Nikon F5, AF-S 300mm F2.8D, RDPII
機関車が動き出すとその巨体がぐんぐんと近づいてきます。迫力に負けないようにファインダーから目をそらさずにグッと引きつけました。曲線に合わせて体を傾けながら速度を上げていきます。一瞬熱気を感じました。
磐越西線 沼上信号所 2000年2月
Nikon F5, AF-S 300mm F2.8D, RDPII
帰りの見せ場は広田から更科信号所までの連続勾配です。会津盆地から何度も大きなカーブを描いて南へ北へとめまぐるしく方向が変わっていきます。豪快な煙をはきながら上っていくD51の姿にうっとり。
磐越西線 東長原~磐梯町 2000年2月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII
この辺り一体を見渡せる場所があると聞き、林道を走ってみました。雪が少なかったこともありほどなく大パノラマが展開する場所に到達しました。2月15日の記事にある写真と同じ場所を俯瞰しています。ここでは東長原駅の進入から更科信号所付近までずっと見渡すことが出来ます。ビデオで撮影すると面白そうですね。
少し前の写真が続きましたので最近の話題などを。
今年は記録的な暖冬でどこも雪が少ないようです。このまま春を迎えるのも寂しい気がしたので、ここに行けば雪があるだろうと思い、先週の三連休最終日に久々に只見線に出かけてきました。こちらも例外ではなく雪の量は少なくて、2月とは思えない光景です。
ちょっと早起きして小雪が舞う中で若松行きの一番列車を撮影しました。
只見線 郷戸~会津柳津 2007年2月12日
Nikon D70, AF-S DX VR 18-200mm F3.5-5.6G
やはり只見線に来たら一度は拝みたい第三鉄橋。
重苦しい色をした川面にその姿を映しながら列車はゆっくりと渡っていきます。
只見線 早戸~会津宮下 2007年2月12日
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
積もった雪に吸い込まれてしまうのか、列車は静かにやってきてそっと停車しました。ホームに降りる人はなく、乗る人もなく。
遠慮がちな発車のエンジン音が聞こえなくなると雪の降る音だけが残ります。
只見線 会津水沼駅 2007年2月12日
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
(2点とも)
雪は小降りのままずっと降り続き、川沿いの木々も雪化粧。
只見線 会津西方~会津宮下 2006年2月12日
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP100
宮下ダムを望むこの場所には桜の木があり、春には見事な姿を見ることが出来ます。冬の寒さをじっとこらえる枝々に雪が積もり、花が咲いたように見えました。
只見線 早戸~会津宮下 2007年2月12日
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
冬枯れの木々も雪が積もればすてきなオブジェに見えてきます。
只見線 早戸~会津水沼 2007年2月12日
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
今日は祝日でお休みなのでちょっとお出かけです。買い物でしょうか、それとも誰かに会いにいくのかな。
只見線 会津川口駅 2007年2月12日
Nikon D70, AF-S DX VR 18-200mm F3.5-5.6G
小出行きの列車の発車時刻です。言葉には出さずとも道中の安全を祈る気持ちが伝わってくるようでした。
只見線 会津川口駅 2007年2月12日
Nikon D70, AF-S DX VR 18-200mm F3.5-5.6G
ホームを後にした列車は降りしきる雪の中へ去っていき、次第に見えなくなりました。
只見線 会津川口駅 2007年2月12日
Nikon D70, AF-S DX VR 18-200mm F3.5-5.6G
線路に大きく張り出した枝に雪が積もって、さながら雪のトンネルから列車が出てきたようです。
只見線 会津川口~会津中川 2007年2月12日
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100