役者の登場
11月の下旬は秩父鉄道沿線が紅葉して光線も良くなってきます。広瀬川原の車両基地で待っていると本日の役者C58が朝日をいっぱいに浴びて登場しました。
秩父鉄道 広瀬川原 1998年11月
Nikon F5, AiAF 80-200mmF2.8D, RVP
11月の下旬は秩父鉄道沿線が紅葉して光線も良くなってきます。広瀬川原の車両基地で待っていると本日の役者C58が朝日をいっぱいに浴びて登場しました。
秩父鉄道 広瀬川原 1998年11月
Nikon F5, AiAF 80-200mmF2.8D, RVP
整備の方がキャブの下の方にあるバルブを開けると、ブシュー(武州にあらず)という大きな音とともにスゴイ勢いで蒸気が出てきました。2~30mは届いたのではないでしょうか。ボイラーの底にたまったゴミなどをお掃除するための儀式らしいのですが、詳しくは不明です。
秩父鉄道 広瀬川原 1998年11月
Nikon F5, AiAF 80-200mmF2.8D, RVP
この日の目的はこの場所から荒川にかかる鉄橋を俯瞰することです。写真仲間の知人と二人で登って3時間くらいのんびりと下界を眺めていました。ライン下りの船や紅葉を絡めていろいろな列車が通り過ぎるのは見ていて飽きません。C58もきれいに煙をなびかせてなかなかでした。
秩父鉄道 上長瀞~親鼻 1998年11月
Nikon F5, AiAF 80-200mmF2.8D, RDPII
西に傾いた夕陽にホームが染まるころ、C58が古い客車を従えて到着しました。
ちょっと昭和の香りを感じた瞬間です。
秩父鉄道 永田 1998年11月
Nikon F5, AF-S 300mmF2.8D + TC-14E, RDPII
対向列車が到着するとまもなく発車です。やがて汽笛が鳴りゆっくりと動き出した機関車は、ドレーンの排気を輝かせて美しい光景を見せてくれました。
秩父鉄道 永田 1998年11月
Nikon F5, AF-S 300mmF2.8D, RDPII
運転を終えて広瀬川原に帰ってきたC58。西空の色を映してほんのりあかね色に染まった車体と白熱電球に浮かぶ計器が印象的でした。
秩父鉄道 広瀬川原 1998年11月
Nikon F5, AiAF 80-200mmF2.8D, RDPII
くろがねの車体がライトに照らされて浮かび上がります。これぞ機関車の機能美ですね。
秩父鉄道 広瀬川原 1998年11月
Nikon F5, AiAF 80-200mmF2.8D, RDPII
11月27日のエントリーと同じ鉄橋を反対側の川辺から撮ります。C58はしっかりと煙をはいてゆっくりと荒川を渡ります。客車が変わっても蒸気機関車の魅力は変わりません。
秩父鉄道 上長瀞~親鼻 2007年12月
Nikon D3, AF-S VR 70-200mm F2.8G, ISO200 JPEG
三峰口駅では機関車がホームの外れに停車して整備を受けます。乗客や観光客たちが集まって記念撮影を楽しんでいました。
観客に混じって機関車に近づいて撮影します。メカニカルな補機類や鈍く光る真鍮のパーツが目にとまります。
秩父鉄道 三峰口 2007年12月
(上)Nikon D3, AF-S VR 70-200mm F2.8G, ISO200 JPEG
(下)Nikon D3, AF-S 17-35mm F2.8D, ISO200 JPEG
ホームの反対側に回ってみると冬の太陽が低く輝いていました。
秩父鉄道 三峰口 2007年12月
Nikon D3, AF-S 17-35mm F2.8D, ISO200 JPEG
10分前までは斜め後ろからいい具合に西日が輝いており、きっときれいな煙が撮れると思っていました。あいにくどこからか雲がわいてきてごらんのような状況に。。。
秩父鉄道 浦山口~影森 2007年12月
Nikon D3, AF-S VR 70-200mm F2.8G, ISO200 JPEG
影森で雲にたたられてしまったためリベンジのために武川駅にやってきました。ところが発車の時刻が近づくと西に低い雲がたれ込めてきてここも万事休す。どうも今日はついていません。それでも煙とドレーンの排気はなかなかの量感で、蒸気機関車の発車はいいなぁと感じました。
秩父鉄道 武川 2007年12月
Nikon D3, AF-S VR 70-200mm F2.8G, ISO200 JPEG
後ろを振り返ると白煙を上げてゆっくりと加速していく姿が目に入ります。
秩父鉄道 武川 2007年12月
Nikon D3, AF-S VR 70-200mm F2.8G, ISO200 JPEG
3月22日から秩父鉄道のパレオエクスプレスの運行が始まります。運転初日にはヘッドマークや日章旗が付くので違った楽しみがあります。今年も記念マークが付くようですね。
ここでは3年前の初日の写真を紹介します。武川の発車は煙が薄くちょっと迫力がありませんでした。
秩父鉄道 武川~永田 2005年3月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP F
堀割になっているカーブの両側に梅の花が咲き誇っていました。
秩父鉄道 上長瀞~親鼻 2005年3月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP F
杉林の中から空を見上げると鉄橋がありました。真っ青な空をバックに真っ黒な機関車と鉄橋のコントラストを楽しみます。
秩父鉄道 武州日野~白久 2005年3月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP F
この日のファーストランはナンバープレートが緑色でした。走行写真は逆光ばかりでよくわかりませんが、けっこうきれいな色でした。
秩父鉄道 三峰口 2005年3月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP F
三峰口駅を発車した午後の列車をアップで狙います。日章旗が付くと心なしか顔が引き締まったように見えます。
秩父鉄道 三峰口~白久 2005年3月
Nikon F6, AF-S 300mm F2.8D, RVP100
後で見直してみたらぜんぶ逆光の写真でした(^^; 逆光は陰影が深まり表情が豊かになるので好きなのですが、せっかくの日章旗と緑プレートは順光でも撮っておけば良かったなと思います。
面白いのはこちらからレフ板を当てているわけではないのに磨かれたナンバープレートがよく光ることです。
秩父鉄道 寄居~桜沢 2005年3月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP F
八高線の貨物を撮った後は秩父鉄道の蒸気機関車へ転戦しました。こちらも秋の色づきがなかなかでした。天気はあまりパッとせず空が白っぽくて残念。
秩父鉄道 上長瀞~親鼻 1996年11月
Nikon F4, AF 80-200mm F2.8D, RDPII
もう1台のカメラで水鏡を狙ったつもりが。。。
水面に波紋が出ていて思ったようには写らず作戦失敗です。
秩父鉄道 上長瀞~親鼻 1996年11月
Nikon FE2, AF 28-70mm F2.8D, RDPII
くるまで追っかけて二回目は定番の白久のお立ち台で撮りました。蒸気機関車は天気が悪くても煙の表情がアクセントになるので助かります。
秩父鉄道 白久~三峰口 1996年11月
Nikon FE2, AF 80-200mm F2.8D, RDPII
晩秋のころ、少し冷え込んだ朝は空気が澄んで気持ちがいいものです。蒸気機関車も軽やかに。
秩父鉄道 明戸~武川 2005年11月
Nikon F6, AF-S 28-70 F2.8D, RVP100
横瀬川が荒川に合流するこの渓谷は広葉樹が多く、新緑から落葉まで楽しめます。
秩父鉄道 黒谷~大野原 2005年11月
Nikon F6, AF-S VR 70-200 F2.8G, RVP F
暗い森を背に日差しを浴びて浮かび上がるススキ。その向こうを真っ黒な影が通り過ぎました。ヘッドライトと煙のシルエットだけが頼り。
秩父鉄道 武州日野~白久 2005年11月
Nikon F6, AF-S VR 70-200 F2.8G, RVP F
新しく跨線橋が出来ていた武川駅での発車シーンです。晴れていれば後ろから夕陽に照らされてきれいな光景になるところでしたが、あいにく雲が出てしまいました。
秩父鉄道 武川 2005年11月
Nikon F6, AF-S VR 70-200 F2.8G, RVP F
整備を受けて準備万端の蒸気機関車が、俺の出番だとばかりに颯爽と本線に出て行きます。
秩父鉄道 広瀬川原 2005年11月
Nikon F6, AF-S VR 70-200 F2.8G, RVP F
どこで撮ろうかウロウロしてみたものの、結局お立ち台の荒川の鉄橋に来てしまいました。先客に混じってなんとか撮影。
秩父鉄道 上長瀞~親鼻 2005年11月
Nikon F6, AF-S VR 70-200 F2.8G, RVP F
もうすぐ終点の三峰口。最後の勾配をゆっくりと登っていきます。露出を切り詰めると煙の表情が際立ってきました。
秩父鉄道 白久~三峰口 2005年11月
Nikon F6, AF-S 28-70 F2.8D, RVP F
残った煙が線路に漂い、日差しが浮かび上がります。石炭の煙はすぐにそれとわかる香りがします。
秩父鉄道 白久~三峰口 2005年11月
Nikon F6, AF-S 28-70 F2.8D, RVP F
山の上から荒川鉄橋を遙かに望みます。西日に輝く川面に列車が浮かび上がりました。
秩父鉄道 親鼻~上長瀞 2005年11月
Nikon F6, AF-S 300mm F2.8D, RVP F
列車の通過に備えて受け取りを待つタブレット。
秩父鉄道 武州中川 1988年6月
Nikon FE2, Ai 135mm F2.8S, KR
25年前のフィルムです。1988年3月、秩父鉄道にC58363がパレオエクスプレスとして復活して走り始めました。旧型客車を引っぱる姿はかっこよく、早速通い始めたものです。そのころは影森~三峰口は信号がまだ自動化されておらず、腕木式信号機やタブレットの授受が見られました。蒸気機関車の通過授受はここでしか見られない光景でした。
蒸気機関車が駅に入ってきます。列車は速度を落として通過していきますが、持ってきたタブレットは手渡しで駅員さんに託します。
秩父鉄道 武州中川 1988年6月
Nikon FE2, Ai 135mm F2.8S, KR
持ってきたタブレットを駅員さんに渡した後は、走行中のキャブから身を乗り出してセットされていた新しいタブレットをキャッチします。
秩父鉄道 武州中川 1988年6月
Nikon FE2, Ai 135mm F2.8S, KR
こちらは別の日に撮影した武州日野駅での通過風景。
秩父鉄道 武州日野 1988年6月
Nikon FE2, Ai 135mm F2.8S, KR
1994年には自動化されてこの光景は見られなくなりました。当時はホームで撮影しても問題ありませんでしたが(もちろん黄色い線の内側で手持ち)、晩年は撮影禁止になっていたようです。
1988年3月、秩父鉄道にC58牽引のパレオエクスプレスが走り始めました。首都圏近郊での定期運行ということで早速撮影に行ったのを思い出します。
秩父鉄道 1988年3月
Nikon FE2, Ai 85mm F2S, KR
秩父鉄道のお立ち台ということで初めて親鼻鉄橋(荒川橋梁)にやってきました。その後数年にわたっていろいろな角度から何度も撮影することになります。
秩父鉄道 親鼻~上長瀞 1988年3月
Nikon FE2, Ai 85mm F2S, KR
C58と1000系のツーショット。旧国鉄の101系がベースのこの形式は先日引退しました。
秩父鉄道 三峰口 1988年3月
Nikon FE2, Ai50mm F1.4S, KR
二日目は荒川の河原に降りて撮影してみました。
秩父鉄道 波久礼~樋口 1988年3月
Nikon FE2, Ai50mm F1.4S, KR
すっきりしたアンダートラスの鉄橋をサイドから。
秩父鉄道 武州中川~武州日野 1988年3月
Nikon FE2, Ai85mm F2S, KR
横瀬川を渡る鉄橋です。煙がありませんね。
黒谷駅は2008年に和銅黒谷駅に名前が変わっていたのですね。知りませんでした。
秩父鉄道 大野原~黒谷 1988年3月
Nikon FE2, Ai135mm F2.8S, KR
国道のオーバークロスから。この時も煙がいまいち。
隣の桜沢駅は当時はまだありませんでした。
秩父鉄道 寄居~小前田 1988年3月
Nikon FE2, Ai135mm F2.8S, KR
三日目は天気がいまいちでしたが、煙がバッチリでした。
秩父鉄道 浦山口~武州中川 1988年3月
Nikon FE2, Ai135mm F2.8S, RDP