茂市駅の出発
首都圏からアクセスが悪くおまけに列車本数が少ないため、なかなか行く機会がなかった岩泉線。ようやく2001年のGWに行くことができました。
朝の茂市駅で列車の出発シーンを撮ります。
岩泉線 茂市駅 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
首都圏からアクセスが悪くおまけに列車本数が少ないため、なかなか行く機会がなかった岩泉線。ようやく2001年のGWに行くことができました。
朝の茂市駅で列車の出発シーンを撮ります。
岩泉線 茂市駅 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
エンジンの回転が高まり排気の煙が上がって列車は出発します。
岩泉線 茂市駅 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
この年は桜の開花が早くて、沿線はほとんど葉桜でした。そんななか、この木だけがぽつんと遅れて満開になっていました。
岩泉線 中里~岩手和井内 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
兼業農家が多いからでしょうか、関東以北ではたいてい5月の連休中に田植えのシーンを見ます。ここも代かきが終わり田植えの準備ができていました。水鏡で流し撮りに挑戦。
岩泉線 岩手刈屋~中里 2001年5月
Nikon F5, AF-S 28-70mm F2.8D, RDPIII
長い年月のあいだ駅舎を支えてきた木の柱越しに列車を撮ります。この駅舎は今でも健在です。
岩泉線 岩手刈屋駅 2001年5月
Nikon F5, AF-S 28-70mm F2.8D, RDPIII
定番の押角駅の俯瞰です。少しガスっぽくて透明度がいまいちでしたが、雄大な光景にワクワクしました。
岩泉線 押角~岩手大川 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
山に囲まれた小さな川沿いにぽつんと鯉のぼりがありました。持ち主は近くに一軒だけある家の方なのでしょう。その横をのんびりと気動車が通り過ぎていきます。
岩泉線 岩手和井内~押角 2001年5月
Nikon F5, AF-S 28-70mm F2.8D, RDPIII
車を降りて山道を登ってみたらうまい具合に線路が見えました。ちょうど木々の芽吹きが始まっています。これから落葉するまでの半年間、乗客の目を楽しませてくれることでしょう。
岩泉線 岩手和井内~押角 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
国道沿いを走っているとコンクリートのアーチ橋が目に入ります。太陽が隠れてしまったのは残念でしたが山桜が新緑に彩りを添えています。
岩泉線 岩手大川~浅内 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
山間の小さな集落の水田を見下ろします。
既に日は高いのですが山が迫っているのでバックは日が当たらず暗く落ち込んでいます。
岩泉線 岩手大川~浅内 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
トンネル越しに見える直線区間を長いレンズで撮ってみました。
機会があれば夜に同じアングルで試してみたい場所ですね。
岩泉線 二升石~浅内 2001年5月
Nikon F5, Ai 500mm F4P, RDPIII
線路際にきれいな林がありました。空に向かってまっすぐ伸びる幹が印象的です。
岩泉線 押角~岩手大川 2001年5月
Nikon F5, AiAF 20mm F2.8D, RDPIII
山に日が落ちて徐々に暗くなってきました。流し撮りをした水田に再びやってきます。長時間露光して列車と水面の反射を光跡にしてみると、バックの木が浮き上がって不思議な感じになりました。
岩泉線 岩手刈屋~中里 2001年5月
Nikon F5, AF-S 28-70mm F2.8D, RDPIII
山間にいると日暮れが早く薄暮の時間が長く感じられます。
静かな駅に発車時刻を待つ気動車の音だけが響きます。
岩泉線 岩手和井内駅 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
やがて出発時刻になると警笛が鳴り山々に響きます。列車はゆっくりと動きだしていきました。
岩泉線 岩手和井内駅 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
列車がいなくなってしばらくするとあたりはすっかり闇に包まれました。閑寂としたホームに駅名標が浮かび上がります。
岩泉線 岩手和井内駅 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
もう真っ暗になってしまいました。跨線橋の上で構えていると遠くで警笛がなる音が聞こえます。やがてジョイント音が響いてくると突然ヘッドライトが闇を切り裂きました。
『来た!!』
カーブから顔を出すと一気に道が開けたようにレールが光り、夢中でシャッターを切りました。
岩泉線 岩手刈屋~茂市 2001年5月
Nikon F5, AF-S 300mm F2.8D, RDPIII
最終列車が茂市に到着し、岩泉線の一日が終わります。
ここにはきれいな跨線橋や木造駅舎があり、なかなか絵になる駅です。
岩泉線 茂市駅 2001年5月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPIII
だいぶ桜ネタが続いていますが、引き続き北東北の桜をお届けします。
2010年7月31日に土砂崩れにより脱線事故があり、それ以来全線が運休したままになっている岩泉線。先日JR東日本が復旧を断念するという発表を行いました。
このまま廃止されてしまうのは忍びない路線です。
岩泉線 2006年5月 茂市~岩手刈屋
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
前面の窓回りが赤く塗られていることから『赤鬼』と呼ばれているキハ52。なかなか強そうな面構えです。
岩泉線 2006年5月 岩手刈屋~茂市
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP100
木造の跨線橋を古レールが支えています。ローカル線にはまだ残っていますね。
岩泉線 2006年5月 茂市
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
朝から雲ひとつないいい天気です。気持ちのいい朝日を浴びて赤鬼が桜の木をかすめました。
岩泉線 2006年5月 茂市~岩手刈屋
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP100
高校生にとって鉄道は大切な通学の足です。今は代行バスで通学しているのかな。
岩泉線 2006年5月 岩手刈屋
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G + TC-14E, RVP100
細い砂利道を上っていくと二升石駅のホームに出ます。桜の木が良いアクセントになっていました。
岩泉線 2006年5月 二升石
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP100
枝振りが良くてきれいな桜の木ですが、線路が築堤の上を走っていて意外に近くから撮りにくいのが難点でした。なんとか土手の途中にへばりついて撮影。
岩泉線 2006年5月 二升石
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
一度は撮りたいと思っていた二升石を見下ろす大俯瞰。天気が良かったので決行しました。標高差は200mちょっとで直線距離は1200mくらいあります。ここから見ても駅の桜はよく目立ちます。
岩泉線 2006年5月 二升石
Nikon F6, Ai 500mm F4P, RVP100
撮影地からの視界には小本川を渡る鉄橋も見えます。同じ列車をもう1台のカメラで撮影。
岩泉線 2006年5月 二升石~岩泉
Nikon F5, AF-S 300mm F2.8D, RVP100
俯瞰撮影と言えば茂市駅を見下ろせる場所があるという話を写真仲間から聞きました。だいぶ木が伸びているので無理かもと言われていましたが、ダメ元で行ってみました。確かにほとんど撮れる状態ではありませんでした。木に登って枝を引っぱって望遠レンズを突き出してなんとか撮った写真です。向かって左が岩泉線のホームで、右は宮古方面に向かう山田線の列車がホームに入ってきたところです。
岩泉線 2006年5月 茂市
Nikon F5, Ai 500mm F4P, RVP100
木の柱に木のベンチ、鉄のラッチ。静かな駅舎に夕陽が差し込みます。
岩泉線 2006年5月 岩手刈屋
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
1日わずか3往復のローカル線。午後の列車は16時半頃に二升石にやってきます。日が長い季節ですが山深いこともあって夕方の雰囲気です。
岩泉線 2006年5月 二升石
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
日が落ちてだんだんと暗くなってくる茂市駅。岩泉線のホームに佇む列車の横を山田線の列車が通ります。
岩泉線 2006年5月 茂市
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
災害のために長らく不通になっていた岩泉線は復旧することなく、2014年4月1日正式に廃止となってしまいました。7年前の4月下旬に訪問したときの写真を見てみたいと思います。
岩泉線 茂市~岩手刈屋 2007年4月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
桜の木を全部入れてみましたが、上の方は花の付きが良くなく今ひとつな感じでした。
岩泉線 岩手刈屋~茂市 2007年4月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP100
枝振りが面白い梅が目に入ったので撮影。冬場寒い地方では春になって梅と桃と桜がほぼ同時に咲くことがあります。このときは岩泉線沿線で梅と桜が咲いていました。
岩泉線 岩手刈屋~茂市 2007年4月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP100
山の懐にポツンとある中里駅。その後国道が拡張されてちょっと雰囲気が変わっていました。
岩泉線 岩手刈屋~中里 2007年4月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
列車を待っているとトラクターがやってきて畑を耕し始めました。スイセンの並び方が面白い。
岩泉線 岩手刈屋~中里 2007年4月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
茂市駅の構内が見える茂市小学校の横に桜の木がありました。
岩泉線 岩手刈屋~茂市 2007年4月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
桜の木を手前に入れて、茂市駅の1番線にたたずむ列車を撮ります。
岩泉線 茂市 2007年4月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100
岩手刈屋駅の花壇に春の花々が咲いていました。かつては線路があった場所なのかな。地元の方がいつもきれいに手入れをしています。
岩泉線 岩手刈屋 2007年4月
Nikon F6, AF-S 28-70mm F2.8D, RVP100
朝と同じ場所から午後の桜を撮影。車両の色に桜が似合っています。
岩泉線 茂市~岩手刈屋 2007年4月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100