メイン

機材 アーカイブ

2007年12月02日

こんなモノが

驚きのスペックでベールを脱いだNikonの旗艦モデルD3。
いつでもキャンセルできますと言われて発表があった8月23日に予約だけは済ませていました。発売日が近づくにつれて徐々に実力が明らかになり期待が高まります。とはいえこんなに高価なカメラを買ってもいいものかどうか何度も自問自答していました。発売日の11月30日に売り場に行ってからも最後の念押し。30分ほど考えた後、思い切って買ってしまいました。

IMG_2532.jpg

持った感触や操作感、作動音などはすばらしくさすがNikonの一桁モデルです。F6+MB-40から持ち替えても大変しっくりきます。今後しばらくテスト撮影をして徐々に本務機にしていく予定です。

2008年04月16日

NDフィルター

天気のいい日に明るい単焦点レンズを開放付近で使ったり、躍動感を出すためにスローシャッターを使ったりする場合、基本感度のISO200だと最高速の1/8000秒や最少絞りのF22では追いつかないことがあります。

image

ということでND-8フィルターが活躍するようになりました。シャッター速度と絞りの自由度を増やそうと3段アンダーを選びましたが、これをつけるとファインダー画像がかなり暗くなってしまうのが困りものです。2段アンダーのND-4でも良かったかもしれません。

2008年05月26日

仲間入り

新しい超広角ズームレンズが仲間入りしました。D3と同日発売された後、単焦点レンズを越えたと言われる描写が話題になっており、作例や評判を見聞きするうちにだんだんその気になってしまいました。とはいえ高い、でかい、フィルターつかないと三拍子そろっていますのでかなり悩んだのは事実です。ちょこっと撮ってみた範囲ですが超広角とは思えない素直で切れのいい写りに感動してます。
『ズームレンズの性能の違いが写真の決定的差ではないということを教えてやる』という声がどこからか聞こえてきそうですが(^^; レンズに負けないよう精進したいと思います。

image

2008年12月28日

GPSユニット

古い写真を見直した時に撮影した場所を思い出せないことがたまにあります。先日ニコンからGPSユニットGP-1が発売されました。これを使えば撮影時に位置情報がEXIFに書き込まれるので便利です。

先日ヨドバシでゲットしてきましたのでさっそく使ってみました。

image

D3はもともとボディがでかいので、GPSユニットを取り付けても上の写真のようにさほど気になりません。どちらかというとケーブルが長くて邪魔になります。いっそのこと切り詰めてしまいたいのですが、見栄え良く処理するのが難しそうなので、途中でループさせて縛っておくことにしました。この長さはどうやって決めたのでしょうね。

最初に電源を入れた時には40秒程度で衛星を捕捉しカメラにGPSマークが表示されます。取り付けたままで再度ONにした場合はだいたい2秒前後でカメラのGPSマークが出ます。一度立ち上がった後はカメラが半押しタイマーでOFFになってもメインスイッチをOFFにしても、3時間くらいは定期的(時間間隔は取説に記載なし)に衛星を捕捉する仕様になっています。

ほとんど障害物がない屋外での利用ばかりですので受信状況は良好です。車に積んで撮影場所を移動してから使ってもすぐに測位します。カメラを縦位置にしても大丈夫でした。撮影後は背面液晶で緯度、経度、高度、UTC(世界標準時)を確認できます。

image

帰宅後にCapture NXでEXIF情報を確認し、測位された緯度経度を国土地理院の地図閲覧サービス「ウォッちず」に入力してみると、まさにピンポイントで撮影した場所が正確に表示されました。あたりまえとはいえちょっと感動しました。めちゃくちゃ便利ですね。位置情報に対応した地図ソフトを使えば地図上に写真を貼り付けることもできます。

消費電力が平均180mWとなっているので電池寿命には影響があると思います。D3、D3X、D300、D700、D90では半押しタイマーが効く(設定で無効にできる)のに対して、D2X、D2Xs、D2Hs、D200では半押しタイマーが効かなくなります。カメラのスイッチをOFFにしないと電池の消耗が早まります。D3の場合かなりスタミナがあるので今のところそれほど気になりませんが、残量が減ってきた場合は早めに充電しておいた方が安心かもしれません。

ところで、D3の内蔵時計はそれほど正確ではなくて、一ヶ月も放っておくと十数秒は狂ってきます。GPSからの時刻データは非常に正確なのでカメラ内の時計を自動的に補正してくれるといいのですが、あいにくその機能はありません。なんとか自動補正が実現できないかなぁと思いました。

以上報告でした。
簡単に正確な位置情報が記録できる、大変満足度の高いアクセサリーです。

2009年01月26日

PowerShot G10

操作性や絵作りが気に入って購入したPowerShot G7は、やはり広角側が35mm相当までしかないことが物足りなく感じていました。G9ではレンズは据え置きで、G10でようやく28mmスタートになりました。その分テレ側が210mmから140mmになりましたが、使用頻度を考えると広角側にシフトしたのはありがたいと思います。
ソフマップでG7を¥18000で買い取りしてもらえたこともあって、昨年11月にG10に買い換えました。

image

14.7Mピクセルもある高画素モデルなので、やはり高感度ノイズは出ます。それでも画像処理などでうまく押さえているようで、G10のISO800はG7のISO400と同じくらいの感じです。ドット等倍じゃなければISO400は十分使えると思います。露出補正ダイヤルが設けられたり、LCDが大きくなったり、全体としての使い勝手は向上しています。起動時やズーミングの動きもキビキビしています。

リコーのGX200やパナソニックのLX3とも比較してそれぞれ捨てがたい魅力があったものの、G7で気に入っていた部分は譲れなかったのでG10に決めた次第です。スナップに14.7Mピクセルは過剰なのでふだんは9Mにして使っています。

もう少し全体が小型になって、縦横比3:2の設定があれば言うこと無しなのですけどね。でも十分満足しています。

2009年03月26日

999号

2009年4月号で通巻999号を迎えたJTBの時刻表を買ってきました。表紙は999にちなんで「銀河鉄道999」のイラストです。私のハンドルネームとも絡んでいてちょっと嬉しく感じます。

image

Canon Powershot G10

2009年11月26日

導入しました

どのみち買うのは見えているのでどうせなら早いほうがいいかなと思い、予約してあった新しい70-200mm VR IIを受け取ってきました。雑誌やWEBのテストではかなりの実力のようですので今後の活躍が楽しみです。

image


旧モデルとなってしまった70-200mmは逆光に弱いのと周辺減光が気になっていました。でも全体のデザインやライトグレーは好みでしたし、初めてのVRの効き味にも感動したものです。手元に置いておきたい気持ちもありますが、財政難のために近々売却する予定です。

2010年06月18日

NEX-5

細かいところに注文はありますけど、この大きさとデザインと割り切りの良さに惚れてしまい、ついポチッと注文ボタンを押してしまいました。毎日持ち歩いていろいろスナップしようと思います。

image

ニコンFマウント以外に手を出すつもりはなかったのですが、そうすぐにはE-Mountレンズのラインナップは増えないでしょうから、ある意味安心です(^^;
宮本製作所というところからFマウントのアダプタが出るようなので、手持ちのレンズでそこそこ遊べそうです。

2010年09月04日

フィルムスキャンの苦悩

デジイチを買ってからブログの撮り下ろし写真はデジタルが中心になりました。とはいえ旧作のポジフィルムも大量にあるのでデジタル化して公開しています。現在はニコンのフィルムスキャナーLS-4000EDを使っていますが、最近調子が悪く電源スイッチをONにしても初期化に失敗してパソコンから認識しないことがあります。
先日はD3にTAMRONの90mmマクロレンズを取り付けて三脚に固定し、ポジフィルムをライトボックスにおいて等倍のマクロ撮影をしてなんとか対応していました。結果にはそこそこ満足していたものの、このやり方ではフィルムとカメラの並行を出すとかフィルムの位置の微調整がとても面倒で、セッティングに難儀していました。
フィルムスキャナーは既に大手メーカーは製造しておらず、もし入手しようとしても中古品しかありません。たまにオークションに出てもニコンのCOOLSCANは高騰していて手が出ません。となるとPlustekのフィルムスキャナーを使うか、エプソンかキヤノンのフラットベッドスキャナーを使うことになります。価格的には比較的手の届きやすいものですが、もうひとつ踏み切れません。

そこで思いついたのが接写用のベローズユニット。ところがニコンが最近まで出していたPB-6というベローズも最近生産終了してしまいこれも中古品しか入手できません。先日銀座を歩く機会がありたまたま中古のカメラ屋さんを覗いたらとても程度の良いPB-4がありました。これはニコンの歴代のベローズの中でも唯一レンズのシフトやティルトができるという代物で、人気のある機種です。おまけにスライドアダプタPS-5も付いています。
なにせ年代物なので程度が心配でしたが、外観はとてもきれいでサビなどはなく各部の動きや蛇腹の部分も問題ありません。もう出会う機会もないだろうと考え購入に踏み切りました。

image


D3のような大型のボディはそのままではベローズの下部に接触してしまい取り付けできません。ざっと測ってみたところ14mmくらいすき間を空ける必要があります。ちょうどニコンからは接写リングPK-12(厚み14mm)があり、これを間に入れてみるとギリギリで取り付きました。しかしボディはバッテリー部分が干渉するので前に動かすことが出来ず、50mmレンズでは等倍撮影の位置にできません。TAMRONの90mmマクロレンズを取り付けると問題なく撮影できることがわかりました。
さすがに接写専用に作られたものなので微調整はとても楽で、セッティングを決めてしまえばスキャン(というか撮影)は瞬時に完了します。これが実際に撮影しているときのセッティング。

image


こうして実際にD3で撮影したものがこの写真です。

image


同じポジをLS-4000EDでスキャンしたもの。解像度はD3に合わせてだいたい3000dpiにしています。

image


階調の出方や発色は異なりますがもう少し調整すれば追い込めると思います。解像度的にはこのサイズの画像では区別がつきません。そこでD51の先頭部分を拡大して比較してみたものが次の画像です。非圧縮のTIFFはファイルサイズが大きいのでJPEGの最高画質で保存してます。100%サイズで見ていただければドット等倍になります。(クリックすると画像が表示されます)上の写真と位置関係が逆になっています。

これなら十分フィルムスキャナーの代わりに使えそうなレベルだと思います。でもフィルムスキャナーにはまだ優位な点があります。ゴミやホコリの除去が出来るということです。LS-4000EDでは赤外線を使ってゴミやホコリの映り込みを自動的に取り除いてくれますが、D3ではそのまま写ってしまうので画像処理ソフトを使って修正してやる必要があります。ホコリが多いとこれが結構な手間になります。
あとはフィルムの後ろから当てる光源をよく選ばないとホワイトバランスを合わせるのに苦労することと、6コマずつカットされたスリーブでは一番端っこのコマを撮影しようとするとフィルム自体の重みでコマが傾いてしまうことが注意点です。PS-5には本来長尺フィルムの用の受け皿が付いているのですがこの中古品にはついていませんでした。取り付け用のねじ穴はあるので受け台を自作してみようかと思います。

総合的に見てスキャナとデジカメ接写のどちらが楽かと言われればちょっと微妙なところかもしれません(笑)それでも30年以上昔の製品に現代のデジカメがちゃんと取り付けられて使えるというのは、頑なにマウントを変えてこなかったニコンならではでちょっと愉快です。このベローズにフランジバックの長いレンズを取り付けると逆ティルトしてミニチュア写真も撮れるようなので中古のレンズを探してみようと思います。


About 機材

このブログのカテゴリ「機材」に投稿されたすべての記事のアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリはにゃんこです。

次のカテゴリは香港です。

Powered by
Movable Type 3.36