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2010年09月 アーカイブ

2010年09月01日

美しい動輪

蒸気機関車の造形の中でも動輪とその回りの機構は力強さに加えて美しさを感じます。

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真岡鐵道 真岡駅 2001年8月
Nikon F5, AF-S 28-70mm F2.8D, RVP

2010年09月04日

フィルムスキャンの苦悩

デジイチを買ってからブログの撮り下ろし写真はデジタルが中心になりました。とはいえ旧作のポジフィルムも大量にあるのでデジタル化して公開しています。現在はニコンのフィルムスキャナーLS-4000EDを使っていますが、最近調子が悪く電源スイッチをONにしても初期化に失敗してパソコンから認識しないことがあります。
先日はD3にTAMRONの90mmマクロレンズを取り付けて三脚に固定し、ポジフィルムをライトボックスにおいて等倍のマクロ撮影をしてなんとか対応していました。結果にはそこそこ満足していたものの、このやり方ではフィルムとカメラの並行を出すとかフィルムの位置の微調整がとても面倒で、セッティングに難儀していました。
フィルムスキャナーは既に大手メーカーは製造しておらず、もし入手しようとしても中古品しかありません。たまにオークションに出てもニコンのCOOLSCANは高騰していて手が出ません。となるとPlustekのフィルムスキャナーを使うか、エプソンかキヤノンのフラットベッドスキャナーを使うことになります。価格的には比較的手の届きやすいものですが、もうひとつ踏み切れません。

そこで思いついたのが接写用のベローズユニット。ところがニコンが最近まで出していたPB-6というベローズも最近生産終了してしまいこれも中古品しか入手できません。先日銀座を歩く機会がありたまたま中古のカメラ屋さんを覗いたらとても程度の良いPB-4がありました。これはニコンの歴代のベローズの中でも唯一レンズのシフトやティルトができるという代物で、人気のある機種です。おまけにスライドアダプタPS-5も付いています。
なにせ年代物なので程度が心配でしたが、外観はとてもきれいでサビなどはなく各部の動きや蛇腹の部分も問題ありません。もう出会う機会もないだろうと考え購入に踏み切りました。

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D3のような大型のボディはそのままではベローズの下部に接触してしまい取り付けできません。ざっと測ってみたところ14mmくらいすき間を空ける必要があります。ちょうどニコンからは接写リングPK-12(厚み14mm)があり、これを間に入れてみるとギリギリで取り付きました。しかしボディはバッテリー部分が干渉するので前に動かすことが出来ず、50mmレンズでは等倍撮影の位置にできません。TAMRONの90mmマクロレンズを取り付けると問題なく撮影できることがわかりました。
さすがに接写専用に作られたものなので微調整はとても楽で、セッティングを決めてしまえばスキャン(というか撮影)は瞬時に完了します。これが実際に撮影しているときのセッティング。

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こうして実際にD3で撮影したものがこの写真です。

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同じポジをLS-4000EDでスキャンしたもの。解像度はD3に合わせてだいたい3000dpiにしています。

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階調の出方や発色は異なりますがもう少し調整すれば追い込めると思います。解像度的にはこのサイズの画像では区別がつきません。そこでD51の先頭部分を拡大して比較してみたものが次の画像です。非圧縮のTIFFはファイルサイズが大きいのでJPEGの最高画質で保存してます。100%サイズで見ていただければドット等倍になります。(クリックすると画像が表示されます)上の写真と位置関係が逆になっています。

これなら十分フィルムスキャナーの代わりに使えそうなレベルだと思います。でもフィルムスキャナーにはまだ優位な点があります。ゴミやホコリの除去が出来るということです。LS-4000EDでは赤外線を使ってゴミやホコリの映り込みを自動的に取り除いてくれますが、D3ではそのまま写ってしまうので画像処理ソフトを使って修正してやる必要があります。ホコリが多いとこれが結構な手間になります。
あとはフィルムの後ろから当てる光源をよく選ばないとホワイトバランスを合わせるのに苦労することと、6コマずつカットされたスリーブでは一番端っこのコマを撮影しようとするとフィルム自体の重みでコマが傾いてしまうことが注意点です。PS-5には本来長尺フィルムの用の受け皿が付いているのですがこの中古品にはついていませんでした。取り付け用のねじ穴はあるので受け台を自作してみようかと思います。

総合的に見てスキャナとデジカメ接写のどちらが楽かと言われればちょっと微妙なところかもしれません(笑)それでも30年以上昔の製品に現代のデジカメがちゃんと取り付けられて使えるというのは、頑なにマウントを変えてこなかったニコンならではでちょっと愉快です。このベローズにフランジバックの長いレンズを取り付けると逆ティルトしてミニチュア写真も撮れるようなので中古のレンズを探してみようと思います。


2010年09月05日

日曜日の1本

9月の日曜日に工臨が走るというので情報を教えてくれた友人と共に岩山に登り俯瞰撮影してみました。天気はもうひとつでしたがふだんあまり撮れない列車が撮れて満足して帰りました。この日の撮影はこの1本だけ。

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水郡線 上小川~袋田 1998年9月
Nikon F5, AF 80-200mm F2.8D, RDP II

2010年09月06日

草刈りの日

2007年9月のある日いすみ鉄道に行ったらちょうど草刈りの日でした。線路端で休憩中のひとこまです。菜の花は9月~10月に種を蒔くので、このころ沿線各地で草刈りをしています。裏方さんに感謝。

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いすみ鉄道 城見ヶ丘~上総中川 2007年9月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP

2010年09月08日

まだ残暑

今年ほどではありませんが9月になっても30℃を超える残暑が続いていました。

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いすみ鉄道 上総中川~城見ヶ丘 2007年9月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP

運転席のとなり

運転席のとなりは子供たちにとって特等席。もちろん大人の私も大好きです。

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いすみ鉄道 小谷松 2007年9月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP

2010年09月09日

夏と秋の同居

このころになると低い積雲のはるか高い空に巻雲が出てきます。夏と秋が同居しているようです。

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いすみ鉄道 城見ヶ丘~上総中川 2007年9月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP

2010年09月10日

稲穂の色づき

すっかり稲穂が色付いてもうすぐ刈り取りです。日本の鉄道には水田がよく似合います。

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いすみ鉄道 大多喜~小谷松 2007年9月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP

2010年09月12日

丸窓

だいぶ日が傾いてきました。西畑駅の待合室は丸窓でどこか茶室の雰囲気です。

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いすみ鉄道 西畑 2007年9月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP

2010年09月13日

去り際の煙

西日に向かってディーゼルカーが走り去ります。去り際の煙がちょっといい感じ。

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いすみ鉄道 西畑 2007年9月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP

2010年09月15日

水田地帯

ひたちなか海浜鉄道(2007年はまだ茨城交通でした)ではこの区間が広い水田地帯で撮りやすくカメラマンが集まるようです。ちょうど稲刈りの最中でみるみるうちにコンバインが刈り取っていきました。

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ひたちなか海浜鉄道 中根~金上 2007年9月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP

進む収穫

中根駅近くの区画で刈り取り作業を見学。天気もまずまずで順調に収穫が進みます。

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ひたちなか海浜鉄道 中根~那珂湊 2007年9月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP

2010年09月17日

浮き雲

空には浮き雲がゆっくり動いていていい感じでした。あいにく列車に合わせて雲が太陽を隠してしまい日が当たらず残念。

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ひたちなか海浜鉄道 中根~金上 2007年9月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP

2010年09月18日

たわわに実る

この区画は刈り取り待ちでしょうか。たわわに実る稲穂が列車を見送ります。

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ひたちなか海浜鉄道 中根~金上 2007年9月
Nikon F6, AF-S 17-35mm F2.8D, RVP

2010年09月19日

黒い森

逆光に沈む黒い森をバックに気動車が走ります。

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ひたちなか海浜鉄道 金上~中根 2007年9月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP

2010年09月20日

小さな出会い

これからお出かけなの。小さな駅での小さな出会い。

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ひたちなか海浜鉄道 阿字ヶ浦 2007年9月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP

2010年09月22日

廃止間近の蒲原鉄道

1999年の9月下旬、廃止へのカウントダウンが始まっていた蒲原鉄道を訪問しました。朝日を背に五泉駅手前の急なカーブをゆっくりとやってきます。

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蒲原鉄道 今泉~五泉 1999年9月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII

2010年09月23日

村松行き

五泉を出て村松に向かうモハ41。
五泉と村松の間の距離はわずか4.2kmしかありませんでした。

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蒲原鉄道 五泉~今泉 1999年9月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII

2010年09月25日

古豪の印象

車輌のディテールを見つめると歴史と風格を感じることができます。

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蒲原鉄道 五泉 1999年9月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII
(3枚とも)

2010年09月26日

三枚窓

こんどは三枚窓の電車が来ました。形式はモハ61と書いてあります。

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蒲原鉄道 今泉~五泉 1999年9月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII

2010年09月27日

22往復

五泉駅にあった時刻表。平日は1日22往復の運転がありました。

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蒲原鉄道 五泉 1999年9月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII

2010年09月28日

元気に走る

還暦に近い電車が元気に走ります。乗客の多くは別れを惜しむファンだと思います。

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タイミングが遅くてパンタグラフが半分背景に隠れてしまいました。

蒲原鉄道 五泉~今泉 1999年9月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII

2010年09月29日

記念列車

イベントの目玉となっている記念列車が来ました。ED1+モハ31+モハ41の組み合わせで、五泉駅ではばんえつ物語号と顔合わせしています。

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午後にも定期列車にED1をつないだりいろいろメニューがあったようですが、私はこのあとばんえつ物語号へ転戦しました。

蒲原鉄道 今泉~五泉 1999年9月
Nikon F5, AF-S 80-200mm F2.8D, RDPII

2010年09月30日

稲刈り終わって

厚木市内のたんぼも稲刈りが終わり、稲わらの三角帽子がたくさん並んでいました。

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小田急電鉄 愛甲石田~本厚木 2010年9月
Nikon D3, AF-S 70-200mm F2.8G VRII, RAW

蒲原鉄道に続いてばんえつ物語号に行こうと思いましたがまだスキャンしていなかったので、つい最近の写真を紹介します。


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