« 陸別発車 | メイン | 白煙 »

陸別夜景

町の外れに駅を見下ろす丘があると聞いていたので、真っ暗な道を上ってみました。ほどなく凍てつく町並みが見えてきました。折りしも北見行きの最終列車が発車していくところで、流れ星のような光跡を残して視界から消えて行きました。今夜もしばれそうです。

image

北海道ちほく高原鉄道 陸別駅 2006年1月
Nikon F6, AF-S VR 70-200mm F2.8G, RVP100

これで昨年1月の写真は終わりです。厳冬期のちほく高原鉄道を撮影したいという一心で出かけました。事前に撮りたい絵をいくつか頭に描いてはみたものの、いざ現地に行ってみるとその寒さと自然の偉大さに圧倒されてしまい、後でポジを見てみるとこうすれば良かったなぁという反省がたくさん残りました。それでも厳しい自然に立ち向かう姿を見ることが出来たのは良かったと思います。

コメント (6)

 記憶の本質とは後悔である…
 良い得て妙ですよね、ほんとに(笑)

 自分の癖と分かりつつ右下がりにカメラを構えてしまい、傾いた画像を大量生産してしまった関係で、後悔だらけの銀河線です。orz

 そろそろどっかで公開するかなぁ…

一連の、ちほく高原鉄道物語、良かったですよ。
ずっと感激しながら見させていただいてました。
現場での雰囲気が手に取るように伝わってきましたし、
もう後がないという緊迫感もびしびし伝わってきました。
熱き情熱の表現者999D様に改めて感動しております!

街の灯りの少なさがこの街の小ささを物語っているようです。
そんな小さな街を結んでいた銀河線、この冬はもう見られないのですね。今年、この地に立つと去年より街の灯りが減っていると思うと物悲しさを感じます。
ただ写真撮影するのではなく、画像を通じて受け手に何かを想像させる一作は素晴らしいですね。一連の銀河線の画像を拝見してそう感じました。

皆様コメントありがとうございます。


☆ふうらいぼ様

私も最近傾きが出ます。かといって三脚にカメラを固定してしまうのはあまり好まないので、気をつけるしかないですかね。
銀河線の写真楽しみにしていますよ。


☆SORA様

このときは二泊三日の旅でしたが、自分としては精一杯の撮影でした。できればそのまま帰らずに撮影を続けたいと思いながら飛行機に乗ったのを思い出します。


☆JZX81様

残念ながらもう見ることは出来ません。鉄路の跡はだんだん風化されていくのでしょうね。銀河線の廃止を最後まで反対していたのは陸別町だったと、後に地元の老人から聞きました。

ちほく良かったです。
 もう見ることが出来ないのは残念ですが、こうして素晴らしい画が残るのがせめてもの救いですね。
 

☆ぱれお様

コメントありがとうございます。
気軽に行ける場所ではないだけに、なんとか間に合って良かったと思っています。

コメントを投稿

(スパム防止のため投稿されてもすぐにトップ画面には反映されません。承認されるまでしばらくお待ち下さい。)

About

2007年01月27日 00:20に投稿された記事のページです。

ひとつ前の投稿は「陸別発車」です。

次の投稿は「白煙」です。

Powered by
Movable Type 3.36